現在、消火作業には319人が動員されている。
ウクライナ国家非常事態庁によると、キエフ州およびキエフ市の放射線量は安定しているという。
チェルノブイリ原発4号機の爆発
ソ連時代の末期の1986年4月26日、チェルノブイリ原発4号機が爆発。放射能汚染が広がった20万平方キロ以上の面積の70%がウクライナ、ベラルーシ、ロシア領だった。プリピャチ市など原発に一番近い数か所の都市からは住民全員が避難させられ、そして永遠に戻ることはできなかった。
原発事故後、半径30キロ以内は完全に立ち入りが禁止され、厳しい管制がしかれた。禁止区域へ立ち入りが行われるのはウクライナ政府が公式的に許可した時のみ。次第に瓦解していく石棺にはさらにそれを覆う「新たな安全カバー」がかけられた。
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