帰国するロシア人を乗せた複数の臨時便が12日から13日にかけて運航される。
ロシア航空最大手のアエロフロート社は羽田発モスクワ行きの臨時便を運航する。リアノーボスチ通信の特派員が羽田空港のチェックインカウンターに並んだ帰国客に話を聞いたところ、ロシア人の多くは予定していた帰国便がキャンセルとなり、ホテルでの延長滞在を余儀なくされていた模様。臨時便の運航について帰国客らは11日の夜に連絡を受け取ったと話している。この臨時便ではおよそ200人のロシア人が帰国する。
ソウルからはオーロラ社の運航する2機の航空機が合わせて約250人のロシア人を乗せてウラジオストクとハバロフスクに到着する。
また、ウラル航空社はバンコクからの帰国者、およそ200人を乗せてクラスノヤルスクに到着する。
臨時の帰国便は13日にも運航する。この日はマドリードとポドゴリツァから約500人を乗せた臨時便がモスクワに到着する予定。
ロシア政府はコロナウイルスのパンデミックを受けて3月27日から定期便、チャーター便ともに全ての国際線の運航を停止させた。
ただし、ロシア人を乗せた臨時の帰国便や、ロシア政府が承認した諸外国の政府による臨時の帰国便、さらに貨物や郵便物、医療物資、人道支援物資を搭載した航空機の運航は規制の対象外となっている。
3月31日にロシア政府は外国からの臨時帰国便、およびロシア政府が承認した諸外国の政府による臨時帰国便の本数も縮小させた。
さらに、この追加規制によりモスクワ行きの臨時便はすべてシェレメチェボ国際空港に到着することになったほか、24時間あたりの帰国者数は500人以下とすることが決まった。
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