原油価格、4~5%上昇 OPECプラスの減産合意で

13日、世界の原油価格は4%以上上昇している。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国で構成する「OPECプラス」が、需要減に見舞われた世界の原油市場安定化のために減産で合意した。
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OPECプラスが歴史的合意 日量970万バレルの減産で市場の安定目指す
日本時間13時57分の時点で、北海ブレント原油先物6月限の価格は4.26%高の1バレル=32.82ドル。

WTI原油先物5月限の価格は4.92%高の1バレル=23.88ドル。

OPECプラスは12日、新たな減産を承認した。2018年10月の生産水準から、5~6月は日量23%(970万バレル)、2020年末までは日量18%(800万バレル)、2022年4月末までは日量14%(600万バレル)減産する。

ロシアとサウジアラビアは、日量1100万バレルが基準となる。メキシコは個別の条件を主張し、5〜6月はわずか10万バレルの減産、減産不足分は米国が補う。

IHSマークイットの副会長を務めるダニエル・ヤーギン氏は、ロイター通信に今回の合意について「世界の石油業界や国家、石油産業に依存する業界が極めて深刻な危機を回避することができた」と指摘している。

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