東京都はネットカフェで寝泊まりしている人が1日当たり4000人いるとしている。新型コロナウイルスのパンデミックがこうした人たちを直撃している。
東京都は、こうした人々に対する宿泊場所の提供を実施する。テレビ朝日によれば、ビジネスホテルなどを借り上げ、8日から提供が始まっているという。ホテルは100室、アパートは500室となっている。
この制度は「緊急事態宣言」の期間である5月6日まで有効で、各自治体の福祉事務所や自立相談支援機関、また、都のホームページ「TOKYOチャレンジネット」からアクセスすることができる。すでに12人がこの制度を活用し、宿泊先を得ている。
日本は他の国々と比べ、新型ウイルスの感染者数が比較的少ないとされるが、感染者の拡大を多くの医療関係者などが危惧している。感染拡大と同時に、日本経済にどれほど深刻な影響が生じるかは未知数だ。新型コロナウイルス対策とあわせ、ネットカフェで暮らさざるを得ない人たちも含めたかつてない対策が必要となる。
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