厚生労働省は国内の感染拡大を防ぐため専門家による対策チームを立ち上げ、15日、メンバーである北海道大学大学院の西浦博教授らが感染拡大の推計などを発表した。
それによると、人工呼吸器などが必要となる重篤な患者の人数について、外出自粛などの感染防止対策を何も行わなかった場合、感染が拡大始めてからおよそ60日でピークを迎えるとしている。その際の重篤患者は約85万人以上に上ると推計。
中国でも重篤患者の半数が死亡しているという調査を踏まえ、必要な治療が受けられない場合は日本国内でも半数にあたるおよそ40万人が死亡すると推計している。
専門家は「感染拡大の防止には人との接触を減らすことが有効。外出を極力控えてほしい」と呼びかけている。
厚労省「対策なければ最悪40万人以上が死亡」
© Sputnik / Savitskaya Kristina
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