新型コロナウイルス

国連事務総長「今はWHOの活動資金を削減する時ではない」トランプ発言に反応

国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、米トランプ大統領が、新型コロナウイルスをめぐるWHO(世界保健機関)の対応を検証する間、同機関への拠出金を停止すると発表したことを受け、今はWHO(世界保健機関)の活動に必要な資金を削減する時ではないとの声明を出した。
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グテーレス事務総長は声明の中で「WHOを支援する必要がある。WHOの活動は、コロナウイルス感染症COVID-19に打ち勝つため、世界中の取組みとして極めて重要。今はWHOあるいはウイルスと闘う人道機関の活動資金を削減する時ではない」と訴えた。

同事務総長によると、WHOでは数千人が従事し、加盟国およびその社会、特に最も脆弱なコミュニティを支援するため最前線で奮闘し、指導やトレーニングを行い、ウイルスから生活を守るための機材やサービスを提供しているという。

グテーレス事務総長は「国際社会が一つになり、協力する時がきた」と述べた。

これより前、米トランプ大統領は、WHOのコロナウイルス感染症への対応についてワシントンが検証する間、米国政府はWHOへの拠出金を一時的に停止すると発表した。

トランプ大統領は記者団に対し「実際にはWHOは正確な情報を得られず、またタイムリーかつ透明に共有することができなかった」と説明した。


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