WTI原油が5.5%下落 米国の貯蔵が限界に近づく

20日、世界の原油価格は下落している。投資家は国際エネルギー機関(IEA)による世界の原油需要の記録的な減少に関する予測に反応し続けており、米WTI原油先物は、米国の原油貯蔵施設の能力が限界に近づいているとの報道を受け、5%以上下落している。
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日本時間14時05分の時点で、北海ブレント原油先物6月限の価格は1.5%安の1バレル=27.66ドル。

WTI原油先物6月限の価格は5.47%安の1バレル=23.66ドル。

投資家は引き続き新型コロナウイルスによる需要減の規模を推計している。IEAは、2020年の世界の原油需要は前年比で日量930万バレル減るとの予測を発表、4月の減少幅は2900万バレルに達するとしている。

CMC Marketsのチーフ・マーケット・ストラテジスト、マイケル・マッカーシー氏は原油価格の下落について、米オクラホマ州クッシングの原油貯蔵施設の能力が限界に近づいていること、並びに原油需要の大幅な減少を反映しているとの見方を示している。ロイター通信が報じた。

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