新型コロナウイルス

デヴィッド・リンチ監督が語る ポスト・コロナの世界で人間の暮らしはどう変わる?

米映画界のカルト的存在デヴィッド・リンチ監督は「ハリウッド・レポーター」からの取材に答えた中で、コロナウイルスのパンデミックで経済が一時的な停止状態におちいり、世界中で人間が自宅に閉じ込められる経験を経た後、どんな世界が私たちを待ち受けているかについて、自分の考えを述べた。
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リンチ監督は、世界経済の発展速度が鈍化し、環境の汚染度が緩和されることで世界はよりクリーンに、穏やかになり、ある意味で人に優しくなると確信を表した。

『ツイン・ピークス』を手がけたデヴィッド・リンチにアカデミー名誉賞
リンチ監督といえば『ツイン・ピークス』『マルホランド・ドライブ』『インランド・エンパイア』や今年そのリメイク版がネット公開された『デューン/砂の惑星』などの代表作であまりにも有名。

リンチ監督曰く、この危機の後は以前の生活は戻らない。パンデミックは十分に長い期間続くため、こうした変化は必ず起きる。

リンチ監督の予想は楽観的だ。我々を待ち受けているのは、精神的により豊かで、よりフレンドリーで、他の人たちの苦しみを分かち合うことのできる人たちの暮らす、素晴らしい世界だという。

隔離の中でストレスと苦悩をうまくやりすごすための監督のアドバイスは瞑想というテクニックに目を向けること。

リンチ監督自身はこの隔離状態を好んでいるという。自宅でプロジェクトに取り組み、ホビーに興じる日々だという。リンチ氏は、ワクチンの製造までに果たして自分は監督業に戻ることができるだろうかと懐疑的だ。

映画スタジオの多くは現在、プロジェクト作業が一時中止状態にある。先日も新作『バッドマン』の公開が延期になった。

米国英国ロシア中国、日本と今、世界中でワクチンの開発が進められている。

米国はおよそ78万8000人と世界最多の感染者数を抱えている。

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