このマップでは、同区域の山、岬、入江、峠の情報を知ることができる。観光客用の宿泊地のほかに、売店、薬局、病院、郵便局などもマップ上に表示される。このアプリではユーザー同士でマップ上にポイントを置いたり、情報を共有することもできる。「データ・イスト」によると、このマップはインターネットに接続していなくても利用できる。
クリル国立自然保護区の行政機関は、このマップの登場は、同機関にとっても、サハリン州全体にとっても「ビックイベント」だと評した。
同区域のマップを利用するには、アプリ「CarryMap」が必要。
クリル国立自然保護区は、南クリル諸島の火山景観、地域の動植物相、海洋および沿岸の生態系の保護のために1984年に設立された。
この自然保護区は、クナシル島と隣接する小クリル列島が位置する3つの区分で構成され、その総面積は6万5400ヘクタール。
保護区内にはニホンヅルの営巣地やアザラシの群生地が存在する。同地にはロシアの他の地域では見られない植物が生育し、これらはロシアのレッドリストに記載されている。クナシル島にはヒグマが生息している。
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