そのうちの1行、「ソフコムバンク」は約10名が行内で生活する体制に切り替えた。同行広報によると、この措置は円滑な業務とオペレーションの信頼性を確保するために必要とされ、オフィスに転居したのは銀行業に欠かせない一部行員のみだという。金融オペレーション担当や遠隔で作業できない業務がそれに当たる。
同行広報は「これは行員の一部であり、彼らは完全に隔離状態にある。パンデミックが終わるまで行内で睡眠と食事をとり、シャワーを浴びる。家族とも接触をしない。これは不可欠なことだと考えている」と語る。また、特別手当が出ることもあり、行員は自らこの体制に志願したと強調した。
RBKデイリー紙は、国内銀行の大半は行員に対してオフィス生活をまだ勧めていないとしている。3月から行員のほとんどはリモートワークに切り替えている。ごく一部の行員のみが毎日通勤を続けている。
一方、サイバー攻撃に晒される可能性が増すため、リモートワークへの切り替えは銀行にとってはリスクを伴う。
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