新型コロナによるロシアの失業率 予想下回る=労働社会保護相

ロシアのアントン・コチャコフ労働社会保護相は新型コロナウイルス感染拡大による国内の失業率が当初の予想を下回っていることを明らかにした。労働社会保護省では当初、失業者数が500万人まで増加すると見込んでいたが、現時点では370万人程度に落ちついているという。
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コチャコフ労働社会保護相は28日、国営放送「ロシア24」の番組に出演し、国内の失業率についてコメントした。

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コチャコフ労働社会保護相によれば、ロシアでは現在、およそ370万人が失業中で、そのうち95万人が雇用相談所に足を運んでいる。ロシアは5月11日まで非労働期間中であるため、失業者数の実態把握は困難としつつ、労働社会保護省が当初想定していた失業者500万人という最悪のシナリオは回避することに成功している模様。

また、IT業界はこの経済危機においても成長を続けており、可能性が多く残されているとコチャコフ労働社会保護相はコメントした。成長が期待されている職種としてコチャコフ労働社会保護相はITに加え、デリバリーサービスや農業、製造業を指摘した。

なお、ロシアでは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて労働人口のおよそ1割がテレワークで通常業務に当たっており、こうした職種では規制解除以降もテレワークが主流になる模様。

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