さらに米国の北朝鮮研究サイト「38ノース」は25日、金正恩氏専用と見られる列車が元山の駅で停車している衛星写真を公開した。
韓国と米国の当局者は、正恩氏が新型コロナウイルスに感染するのを避けるために元山に滞在しているとの見方を示し、何らかの重篤な病気にかかったというメディアの報道を疑問視している。
専門家や衛星写真によると、元山の正恩氏の邸宅には、ゲスト用の別荘の他に、プライベートビーチ、バスケットボールコート、専用列車の駅がある。近くのボートハウスには評価額約700万ドル(約7億4500万円)のレジャー船「キム・プリンセス95」が停泊している。また、同地には金氏一族や高官のみが使用する高速道路があり、すぐに平壌に戻ることができるという。
正恩氏の動静が最後に公式に伝えられたのは、4月11日の党政治局会議での姿。米CNNによると、北朝鮮の国営メディアは27日、正恩氏が南アフリカのラマポーザ大統領に送ったとされる同日付の親書を公開した。
関連記事