これを受け、本庶氏は京都大学のホームページに否定する声明を発表した。
本庶氏は声明で「私と京都大学の名前が、偽の告発と誤った情報を拡散するために使用されていることに、私は非常に驚いています」とし、「私たちは、友愛なる人々の生命を守るために努力し、一瞬たりとも遅れを取ることは許されません。私たちのあらゆる努力を、病気を治療し、悲しみが今以上に広がることを防ぎ、新たなる時代への計画を立案することに傾注しなくてはならないのです。そうした時であるにもかかわらず、このように当該疾患の起源に関して根も葉もない主張がまかり通ることは、極めて危険で破滅的なことです」と指摘している。
報道によると、偽の情報は、本庶氏が新型コロナウイルスは中国で人為的につくられたものだなどと語ったとする内容だった。
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