新型コロナウイルス

モスクワで新型コロナの死者700人超 医療従事者の約1割に抗体

モスクワでは5月2日、新型コロナウイルスの感染により新たに34人の死亡が確認された。死者の多くは基礎疾患があった模様。新型コロナウイルス対策本部の最新発表で明らかになった。首都では医療従事者を対象に抗体検査を行ったところ、およそ1割の検体から抗体が確認された。
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対策本部の発表によれば、モスクワで新たに死亡が確認された34人には基礎疾患があったという。これで新型コロナウイルスの感染によるモスクワの死者は合わせて729人に達した。

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モスクワ市のセルゲイ・ソビャーニン市長は2日、国営放送「ロシア24」の番組に出演し、医療従事者の間で深刻化する感染拡大の状況について明らかにした。ソビャーニン市長によれば、首都の医療従事者およそ2万5000人を対象に抗体検査を実施したところ、およそ2000人から抗体が確認されたという。そのうち、半数の従事者に感染症状はないことから、すでに回復して抗体が生成された模様。

ロシアでは過去24時間に新型コロナウイルスの新たな感染者数は過去最多の9623人に達し、国内の感染者数は計12万4054人となった。死者は過去24時間で53人増え、計1222人となった。感染者が増えている理由について対策本部では、検査の判定スピード向上したためと説明している。

ロシアの自主隔離体制は5月11日まで延長された。プーチン大統領は閣僚らに対し隔離の段階的解除計画と経済復興計画を作成するよう指示した。

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