ポンペオ国務長官によれば、中国共産党は国際社会から事態を隠ぺいするため、あらゆる手段を使ったという。
この点についてポンペオ国務長官は情報源がオープンなものも含め、「多数の証拠がある」とABCニュースの取材に応じた中で発言した。
ポンペオ国務長官は中国政府が武漢市で発生した事実を公にしようとした人物らの「口封じ」を試みたとして、「共産党にお馴染みの情報操作」を行っていると批判した。すでにトランプ大統領は責任者の罪を追求する考えを示しており、ポンペオ国務長官も「しかるべきタイミングでこれを行う」と発言した。
米、豪、ニュージーランド、カナダ、英の諜報協定(UKUSA協定)報告書では、中国当局が医師に対しウイルスの存在について沈黙を強要、研究室の生体資料を廃棄し、国外のワクチン開発専門家へのサンプル提供を拒んだとされている。
「フォックスニュース」テレビは「ゼロ番目の患者となったのは武漢ウイルス研究所職員だ」としているが、中国はこの情報を否定している。同研究所の研究者らによると、今日の時点でSARS-CoV-2に類似した人工ウイルスを作るには知識が不十分だという。
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