安倍氏はワクチン開発の資金集めを目的としたイベントにビデオメッセージを寄せ、「新型コロナウイルスとの闘いには国際協調が不可欠だ。局面を転換するうえで、短期的には治療薬、中長期的にはワクチンの開発が優先課題だ」と語った。
また、安倍氏は新規分2億3400万ドルを世界的な連携機構、CEPI(感染症流行対策イノベーション連合)などに支援すると述べた。安倍氏は「感染症に国境はない。国際社会が一致団結して、この危機を乗り切ろう」と強調した。
さらに、新型コロナウイルスの治療効果が期待される「アビガン」を約80か国に提供する方向で調整することを明らかにしたうえ、総額15億4000万ドルの支援を決めたと説明した。
先に日本の厚生省は国内で開発された「アビガン」の5月中の承認をめざし、審査期間を大幅に短縮する方針を固めたと伝えられていた。
安倍氏は4日、新型コロナ特別措置法に基づく緊急事態宣言について、期限としている5月6日から5月31日までの延長を決定した。
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