両社は追跡システムへのアクセス権は保健当局にのみ付与する予定であり、ユーザーのプライバシー保護が両社にとって最優先事項であると強調している。追跡システムはブルートゥース信号を用いて患者との接触を追跡するが、GPSデータは使用されない。
個人情報保護の専門家は、パンデミックに関連して位置情報をいかなる形でも保存することは、情報が流出してしまった場合に企業や個人を危険にさらす恐れがあると警告している。
アップルとグーグルはまた、接触追跡システムにアクセスできるのは、各国で1つのアプリケーションのみになると発表した。
4月中旬、アップルはウイルス蔓延時の人々の移動統計へのアクセスを公開した。得られた情報はモバイル端末の持ち主の個人アカウントと紐づけはされず、データは統計の形でのみ公開される。
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