新型コロナウイルス

米ユナイテッド航空が3千人超の人員削減へ 新型コロナの影響

新型コロナウイルスの感染拡大による航空業界の需要激減を受けて米航空大手のユナイテッド航空は2020年10月以降、3500人近くの人員削減を行う。リストラ対象は管理職や事務職が中心となる。同社のケイト・ジーボ副社長による社内発表をもとに米ウォールストリートジャーナル紙が報じた。
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ウォールストリートジャーナル紙によれば、ユナイテッド航空は連邦政府予算による企業支援プログラムを受けて2020年9月末までの人員削減、および報酬減額は行わないとしていた。ユナイテッド航空は連邦予算からおよそ50憶ドルの財政支援を受けている。

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5月4日にケイト・ジーボ副社長が行った社内発表によれば、ユナイテッド航空は管理職、および事務職のポストをおよそ3割削減するという。リストラの規模は3450人に達すると見られている。

政府による外出規制や経済活動の停滞により、「フライトの予約状況と需要はゼロに等しい」とジーボ副社長は社員宛のメールで記し、人員削減を避けられない状況について理解を求めた。

加えてジーボ副社長は管理職、および事務職の社員に対し、5月16日から9月30日の間に20日間の無給休暇を申請するよう通達した。

ウォールストリートジャーナル紙によれば、ユナイテッド航空は5月の運航本数を90%近く減便、さらに会長や社長の報酬を減額したほか、社員の給与を半額まで減額したという。

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