ミリー議長は記者会見で、「それが武漢のウイルス研究所から漏れたのか、それとも武漢の生鮮市場や別の場所で発生したのか、我々は突き止めていない」と発言した。
ミリー議長はウイルスが自然発生した可能性についても指摘したが、統合参謀本部が確認している具体的な情報についてのコメントは避けた。また、統合参謀本部で確認している証言をもとに判断する限り、ウイルスの拡散は故意によるものではないとした。
ただし、この点について最終判断を下すのは時期尚早とミリー議長は語った。
米、豪、ニュージーランド、カナダ、英の諜報協定(UKUSA協定)報告書では、中国当局が医師に対しウイルスの存在について沈黙を強要、研究室の生体資料を廃棄し、国外のワクチン開発専門家へのサンプル提供を拒んだとされている。
「フォックスニュース」テレビは「ゼロ番目の患者となったのは武漢ウイルス研究所職員だ」としているが、中国はこの情報を否定している。同研究所の研究者らによると、今日の時点でSARS-CoV-2に類似した人工ウイルスを作るには知識が不十分だという。
関連ニュース
COVID-19の発生源はいまだ不明=米統合参謀本部議長
© Sputnik / Savitskaya Kristina