バンクシー 英国の医療者のために新作を贈呈

英国南部のサウサンプトン市にある第1病院に覆面アーティストのバンクシーの新作が出現した。1平方メートルのキャンバスに描かれたモノトーンの作品は救急診療の受付ロビーにかけられた。
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絵には看護婦の人形と遊ぶ少年が描かれている。横のゴミ箱にはスパイダーマンとバッドマンの人形が捨てられている。

絵の中で唯一色がついている箇所は看護婦の服に染め抜かれた赤十字の赤。

バンクシーはこの絵を贈呈する際に、病院の医療者へ向けたメッセージをつけていた。メッセージには次のように書かれている。

バンクシー 自主隔離生活がテーマの新作を自宅トイレで発表【写真】
「あなた方のしてくださる全てに感謝します。この絵はモノクロですが、それでもこの場所に光を与えてくれることを願っています。」

バンクシーの絵は秋までこの病院の壁を飾り、その後、オークションにかけられ、英国の医療関係者の必需品を買うための資金に充てられる。

サウサンプトン市の病院に付属の慈善基金のパウラ・ヘッド代表は、バンクシーから絵を寄付されたことは大きな名誉だと感動と感謝を表している。ヘッド代表は、病院で働き、ここで支援をもらう全員が気力を奮い立たせるために絵は大きな力となると確信を表した。

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