6日、サイト「Sport24」は、フィギュアスケート欧州選手権で3位だったトルソワがトゥトベリーゼ氏のもとから去り、プルシェンコ氏の指導を受けることになったと報じた。
ライシェフ所長はインスタグラムに「本日、大勢の人がアレクサンドラ・トルソワのコーチ変更について議論している。『サンボ70』の大勢の選手たちと同様、アレクサンドラは同センターで練習しているだけでなく、学校にも通っている。2017年には『サンボ70』をジェーニャ・メドベージェワ(エフゲニア・メドベージェワ)が卒業し、今年はアリーナ・ザギトワが11年生を終了する。トルソワは現在9年生だ。しかし選手が他の場所でトレーニングすることを決定した場合、規約に従って我々はその選手を普通教育学校から除籍しなければならない」と投稿した。
さらにライシェフ所長は「スポーツ・教育センター『サンボ70』には26種類のスポーツがあるが、フィギュアスケートで起こったようなコーチ変更という不躾な状況に直面したことは一度もなかった。交渉せず、すべての関係者と話し合うこともなくコーチを変更することは、特に国全体が共通の災い(新型コロナの感染拡大)を克服することに集中しているこのような危機的状況のときには、裏切り行為だといえる」と指摘した。
ライシェ所長によると、コーチ変更についてしかるべき形で合意された唯一のケースがエフゲニア・メドベージェワのコーチ変更だった。
所長は「ジェーニャ(メドベージェワの愛称)は偉大な選手であり、世界選手権では2度優勝し、オリンピックでは2個の銀メダルを獲得している。我々はジェーニャとその家族と素晴らしい関係を持っている。ジェーニャはロシア、モスクワ、『サンボ70』のために演技し続けている。ジェーニャは世界選手権で銅メダルを獲得した。しかし彼女でさえもコーチを変更したときにはたくさんの困難に直面した」と指摘した。
トルソワにとって今シーズンは比較的芳しくないものとなった。フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズで2度優勝した後、3つの大会(GPファイナル、ロシア選手権、欧州選手権)でアンナ・シェルバコワとアリョーナ・コストルナヤに敗れて3位という結果に終わった。