ロボット犬「スポット」はカメラを搭載しており、公園の入場者数を計算することができる。ただし当局によると、「スポット」は個人情報の収集あるいは人の識別を行うための動画使用を行わない予定。
ロボット犬は遠隔で制御されるが、衝突防止の内臓センサーを備えている。
「スポット」は公園入場者に対して予め録音されたメッセージを伝える。「あなたの安全と周りの人の安全のために、1メートル以上の距離を空けてください。」
シンガポール国立公園委員会の計画では、ロボット犬は2週間の試験を行った後、入場者がピークを迎える時期に公園に放つという。
現在、シンガポールのコロナウイルス感染者は2万1000人。
コロナウイルス対策にロボットが使用されるケースは初めてではない。例えば東京の軽症患者受入れホテルでは、「ソフトバンクロボティクス」社のペッパー(Pepper)とウィズ(Whiz)が使用されている。
2019年11月、「ボストン・ダイナミクス」社はMIT(マサチューセッツ工科大学)キャンパスで同社の別「犬種」であるミニ・チーターが散歩する様子を公開した。
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