西アフリカで国連のPKO部隊にテロ 兵士3人が死亡

西アフリカのマリ共和国では10日、国連平和維持活動(PKO )部隊のチャド軍に所属する兵士3人が地雷の爆発により死亡したほか、4人が負傷した。国連のアントニオ・グテーレス事務総長はテロの実行犯を逮捕し、厳重に処罰するようマリ政府に対応を要請した。AFP通信が消息筋による証言をもとに報じた。
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AFP通信によれば、テロは現地時間で10日午前に発生した。マリ北部のアゲリホク市郊外でパトロール活動を行っていたPKO部隊の隊員3人が地雷の爆発により死亡した。PKO部隊のチャド軍を指揮するオリバー・サルガド氏によれば、事件現場には増援部隊が派遣されたという。

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マリでは20012年、イスラム過激派の活動が激化した。フランス軍やPKO部隊が現地に展開されたものの、過激派の活動は西アフリカの隣国、ブルキナファソやニジェールにも飛び火した。マリでは現在、1万3000人規模のPKO部隊が国連マリ多元統合安定化ミッション(MINUSMAU)の任務にあたっている。

今回のテロを受けて国連のアントニオ・グテーレス事務総長は声明を発表し、PKO部隊に対する攻撃は国際法的に重大な戦争犯罪にあたるとして、テロに関与した実行犯を逮捕し、厳重な処罰を行うようマリ政府に要請した。

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