60ページにおよぶ新型コロナウイルス後の復興戦略文書の中で、ジョンソン首相は明日13日から適用される変更点について詳細な指導要領を記述した。その中には職場への復帰や屋外の散歩、公園のピクニックなどに関する提言も含まれている。
ジョンソン首相は「唯一の長期的なソリューションとなるのはワクチンや薬を使用した治療であることは明らか」と強調。一方で「集団ワクチンや治療が始まるには1年以上を要する可能性がある。最悪の場合、ワクチンを見つけられないかもしれない。そのため私たちの計画は、私たち全員が長期間、現状のまま変わらないということを考慮しなくてはならない。もちろん、そのような結果を避けるためにできることはすべてやっている」と述べた。
英タブロイド紙「デイリー・メール」によると、学術担当政府顧問のパトリック・ワレンス氏はより楽観的に状況を見ており、ワクチンが見つからなければ「驚く」という。
ジョンソン首相は定例記者会見で「ウイルスに勝つためのワクチンが得られると本当に期待している。私の元には、オックスフォード大におけるワクチン開発の取組みに関して、大変期待のもてる報告が届いている」と語った。
一方で「それはすぐに保証されているわけではない」と口調を改めた。
「この考え方は正しいと思う。SARS発症から18年経ってもワクチンはないのだから」と指摘した。
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