クルー・ドラゴンの飛行士が行うISSへのドッキング操作を体験できるのは、このウェブサイト。
スペースX社によると、このシミュレーターは宇宙船で使用されているものと同様のインターフェースを使用している。体験シミュレーターでは、スピードモードを選び、クルー・ドラゴンの向きや動きを操作できる。
同シミュレーターの注意事項には「宇宙での動きは遅く、忍耐と正確さが求められる」と書かれている。
米国の新型有人宇宙船「クルー・ドラゴン」
米国の再利用型有人宇宙輸送システム「スペースシャトル」は2011年に廃止。
以降、ISSに飛行士の輸送を担当するのは、ロシアの宇宙船「ソユーズ」のみ。米国は近年、ISSに宇宙飛行士を届けるための新型有人宇宙船クルー・ドラゴン(スペースX社)、スターライナー(ボーイング社)を開発。
2019年3月、クルードラゴンはISSへの初の無人試験飛行を行った。同年12月には、スターライナーも同様の試験飛行を行ったが、技術的な問題からISSとのドッキングは中止された。
5月27日には、NASAの宇宙飛行士、ダグラス・ハーリー氏とロバート・ベンケン氏が宇宙船クルー・ドラゴンに搭乗し、初の有人飛行が行われる。同宇宙船はロケット「ファルコン9」に搭載され、米フロリダ州ケネディ宇宙センターからISSに向けて打ち上げられる。
ISSへのドッキングは5月28日を予定。試験飛行の期間は3~4ヶ月。
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