WTO事務局長が辞任表明

世界貿易機関(WTO)のロベルト・アゼベド事務局長は、任期満了まで後1年を待たずに今年の夏で辞任する決意を表明した。自由貿易の促進を目的とするWTOのかじ取り役が、世界経済がコロナウイルスのパンデミックで最大の困難に直面している、この時期に役を降りることになる。
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パンデミックの影響で世界の諸国が経済的困難に直面している。専門家らの試算では世界経済の損失額は5兆ドルになると推測されている。そんな中WTO事務局長は「個人的な決断」で8月31日付での辞任を表明した。

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アゼベド氏は辞任についてWTOの最善の利益につながるとの確信を表している。

3月末、国際通貨基金(IMF)のクリスタリナ・ゲオルギエヴァ専務理事は世界経済の停滞が始まったと宣言した。4月、国連のグテーレス事務総長もコロナウイルスを第2次世界大戦以降、最も深刻な危機になると指摘している。

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