カーゼンプール・アルデビーリー氏はイランの石油産業の重要人物で、1980年代は外務・石油副大臣として活躍。また1990年から1995年には駐日イラン大使、直近の7年間はOPECのイラン代表を務めた。
死亡前の2週間、同氏は昏睡状態にあった。
原油価格の下落
原油価格は3月頭に崩壊。その原因となったのはコロナウイルス蔓延による世界危機、そしてOPECプラスの減産交渉の決裂だった。新たな協調減産には23ヶ国が同意し、4月12日、合意締結の運びとなった。
新たな減産合意にこぎつけたものの、原油価格は高い水準で安定できないでいる。専門家はこれを、減産量が期待を下回ったこと、市場から過剰分を取り除くことができなかったためと見ている。依然として需要は少ないため貯蔵施設はほぼ限界状態のままだ。
石油貯蔵施設の限界は深刻で、WTI原油先物価格は大下落、一時マイナス価格となった。
関連ニュース