2018年平昌五輪の女子シングルで銀メダルを獲得したメドベージェワ選手は、シーズン終了後にトゥトベリーゼチームを離れ、ブライアン・オーサーコーチの指導を受けることを決めた。そのためにはカナダへ拠点を移したが、試合にはロシア代表としてその後も出場。国籍を変える噂もあったが、あらためてそれを否定した。
「ロシアを離れたのは、良い成績を求めてであるとか、翌シーズンに勝ち続け自分が一番であることを示すとか、そのためではない。それは競技人生の中ですでに何度もやってきた。私はただ、コーチと友人のような関係で練習したかった。ブライアン(オーサーコーチ)となら理解し合えると思ったし、何よりも大事なのは、お互いの意見を尊重し合えると思った。」
メドベージェワ選手はまた、カナダに来たばかりの頃は大変だったと語った。すべてが新しいことばかりで、英語もその一つ。でも2週間を過ぎた頃には慣れたという。今でも文化やメンタルの違いは感じつつも、その点は彼女にとってあまり重要ではないという。
「大事なのは、私の傍にはブライアンがいてくれるということ」と語った。
昨シーズン、メドベージェワ選手は靴のトラブルにより、ショートプログラムを終えた時点で国内選手権を棄権した。一方、来シーズンはアリーナ・ザギトワ選手(17)とともに代表入りすることが決まった。
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