ヒル紙の引用した統計では、ナバホ族では10万人あたり2300人の感染者が存在する。ニューヨークではこの数値は1800人であることから、今や米国ではインディア保留地が感染の新たな火種となったことがわかる。
保留地のジョナサン・ネス大統領は感染者数の上昇について検査数が増えたためと説明し、パニックを避け、安全策を順守するよう呼び掛けている。
インディアン保留地では厳格な隔離制度がしかれており、公共の場、閉鎖空間ではマスクの着用が義務付けられている。
保留地はアリゾナ州の北東部にあり、最新の統計では人口は17万4千人を数える。
専門家らの間からはコロナウイルスの新たな火種が今やラテンアメリカ諸国に移りつつあるという見解がささやかれている。アマゾン奥地の先住民はこの感染で絶滅の危機に瀕する恐れがある。
米インディアン保留地が感染の新たな火種に NYより高い感染率
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