次世代の望遠鏡は「ローマン宇宙望遠鏡」 命名は「ハッブルの母」にちなむ

米航空宇宙局(NASA)は20日、2020年代半の打ち上げを目指し開発中の望遠鏡「広視野赤外線サーベイ望遠鏡」の正式名称を「ローマン宇宙望遠鏡」に決定した。科学ニュースサイト「サイエンスアラート」が報じた。
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この名称は、2018年に亡くなったNASAの初代天文主任を務め、初の女性幹部だったナンシー・グレース・ローマン博士にちなんだもの。ローマン博士は、ハッブル宇宙望遠鏡の開発に尽力したことから「ハッブルの母」と呼ばれる天文学者。

ローマン宇宙望遠鏡は、1990年の打ち上げから現在に至るまで観測を続けているハッブル宇宙望遠鏡の後続機として開発されている。

ローマン宇宙望遠鏡は、ハッブル望遠鏡の100倍の視野を持つ。打ち上げ後には数億個の銀河の内部を観測し、千単位の新惑星の発見を目指す他、その存在が謎とされているダークエネルギーの調査を行う。

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