日産は昨年7月、2022年までに世界14拠点で計1万2500人を削減する計画を公表した。さらに新型コロナの影響により、スペインのバルセロナ工場を閉鎖するほか、インドネシアなど新興国の生産体制の縮小に着手する。人員削減の総数は2万人を超える見通しで、1999年の経営再建計画「日産リバイバルプラン」以来の大規模な人員削減となる。
日産は今月28日、2020年3月期決算の発表にあわせて中期経営計画を発表する予定。2022年までに世界の生産能力を約2割削減する方向だが、人員削減や拠点再編をどこまで乗り込むか慎重に判断する。
関連ニュース