イタリア人女性 1万円の慈善宝くじで1億円相当のピカソ作品を獲得

アフリカの慈善事業の資金調達を目的としたチャリティー宝くじで、イタリア人女性が天才画家パブロ・ピカソの作品「静物画」を引き当てた。この作品の時価が100万ユーロ相当(約1億1700万円)なのに対し、宝くじチケットの値段は100ユーロ(約1万2000円)。イタリア紙「ラ・レプッブリカ」が報じた。
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このピカソの作品は、NGO「Help Others」が行なったキャンペーン「ピカソを100ユーロで」の一環としてフランスの競売会社クリスティーズ主催の宝くじ抽選会に賞品として出された。このアクションの目的とは、慈善事業のために資金調達。このチェリティー宝くじによって、アフリカの国々にきれいな水と教育を提供するフランスのNGO「CARE」に500万ユーロ(約5億9000万円)以上が集まった。

​このチャリティー宝くじ券の全購入枚数は20万枚。今回集められた資金でCAREはマダガスカル、カメルーン、モロッコなど数か国に井戸を掘る。

パブロ・ピカソの「静物画」は1921年の作品で、画家の作風がミックスされていた時代に描かれた抽象画。絵にはアブサン(リキュール)のグラスと雑誌の断片が描かれている。

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