プロジェクトは沿岸のインフラと水上発電施設からなる。水上施設はそれぞれ35MWの電力をもつ2つの原子炉を備えている。天然資源の監督のための連邦サービスの決定にもとづき、同施設は衛生疫学や環境保護、火災、建設要件、国家規準を含め、完全に既存の基準と規則を遵守している。今後の見通しとしては、水上原発はチュクチ自治管区の基幹エネルギーとなることが予定される。
ロスアトム社の主任ディレクターであるアンドレイ・ペトロフ氏は、「今日からチュクチ自治管区の都市ペヴェクの水上原発建設プロジェクトは、成功裏に完成したとみなすことができる。今後、同施設は世界でもっとも北に位置するロシアの11番目の商業用原子力発電所となる」とコメントした。
国際的権威のある『パワー』誌は、このことを世界の原子力エネルギーにおける今年の重要な6つの出来事の1つだと指摘した。
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