村上さんは新型コロナとの戦いを戦争に例えるのは正しくないと語った。NHKや共同通信によると、村上さんは「コロナとの戦いは戦争のようなものだという比喩は正しくないと思う。殺し合うための力の戦いではなく、生かし合うための知恵の戦いです」や、「善と悪、敵と味方の対立ではなく、どれだけ知恵を絞り、助け合えるかという試練の場。殺し合う力の戦いではなく、生かし合う知恵の戦い。敵意や憎しみは不要なもの」などと語った。
また村上さんは、コロナの影響で不安や困難を抱える人たちのために自ら選曲した楽曲も紹介した。「少しでも元気の出る、少しでも心が和む音楽」を選んだという。
村上さんは自宅の書斎で収録した。好きなものについても語り、猫の肉球や新しいランニングシューズ、コンサートが始まる前の開演ベルなどを挙げ、リスナーにも好きなもののリストをつくるよう呼びかけた。
また村上さんは今必要なものについて「マスクとワクチン…愛です。愛や思いやりがなかったら、世界はギスギスした味気ないものになる。愛って大事です」と語った。朝日新聞が報じた。
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