同外相によると、中国は他の国々と同様に「予期せぬ感染拡大」の被害にあったという。
王毅外相は、新型コロナ起源を突き止めるため世界の学術界と協力する用意がある、とあらためてオープンな姿勢を強調。同外相は、ウイルス起源の調査には政治的介入は排除されるべきだと語った。
これより前、米ミズーリ州は新型コロナ感染拡大の責任を問い中国を相手に訴訟を起こした。提訴についてはミシシッピ州もその意向を発表した。
米国は新型コロナ発生で中国を非難
米国はWHO(世界保健機関)が政治的に偏っているとして同機関への資金拠出を停止。また新型コロナ情報を隠蔽したと中国を非難し、対中国制裁も辞さないと警告した。トランプ米大統領は、新型コロナ蔓延は米国にとって2001年9月11日の同時多発テロや真珠湾攻撃よりもひどいと発言し、中国は拡大を防げたはずだと言及した。また米国はパンデミックの損害賠償として中国に9兆ドル(約970兆円)を要求する可能性を検討しているという。
一方の中国は新型コロナ起源調査においてWHO(世界保健機関)への支持を表明したが、その後、調査は時期尚早であり、今はパンデミック対策に集中すべきだとの考えを示した。
中国外相、新型コロナをめぐる米国の提訴についてコメント
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