スペインの環境保護アソシエーション(SESA)と公衆衛生保健衛生行政学会(SESPAS)の研究者らは、冷房機による感染リスクはそう大きくないと考えている。エアコンの機械の中でのウイルスの増殖を云々するのは「意味がない」とし、感染の問題はウイルスが人体組織に侵入するかどうかの話だと指摘している。
こうした一方で研究者らもこの問題についての研究は現段階では不十分であることは認めており、研究不十分であるがゆえに、エアコンがウイルス拡散を助長すると考えるのも時期尚早という認識を持っている。
5月中旬、世界保健機関(WHO)は閉鎖空間で消毒液の散布を行うのは効果がないどころか、呼吸器官や皮膚に危険だと報告している。
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