新型コロナウイルス

抗マラリア薬のテスト実験 WHOが中止 高い死亡率

新型コロナウイルス治療薬として一部に用いられている抗マラリア薬のヒドロキシクロロキンおよびクロロキンによる死亡率が上昇していることを受けて、世界保健機関(WHO)は両薬剤のテスト実験の中止を発表した。
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先日、医療関連の英週間誌ランセットに掲載された調査グループのデーターでは、新型コロナウイルス感染者はヒドロキシクロロキン、クロロキン投与後に死亡率が高くなっていることが示された。データでは投与された患者の死亡率は16-23.8% 、投与されていない患者の死亡率は9.3%となっていた。

​これを受けてWHOはコロナウイルスの治療薬として世界規模ですでに開始されていたテスト実験を停止していた。

​WHOの発表によれば他の治療薬の実験は続行されている。

5月中旬、ドナルド・トランプ米大統領は、最近はコロナウイルス予防として抗マラリア薬であるヒドロキシクロロキンを毎日服用していることを明かにした。

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