ロシアのメディアによれば、ウプサラ大学アカデミー病院の専門家らは、新型コロナによる急性呼吸窮迫症候群の治療のため、間葉系幹細胞を応用した。この細胞は、免疫システムの活動を制御するという特性をもつ。
この細胞は健康なドナーの骨髄から摂取される。アカデミー病院外科学科のセルゲイ・ロージン助教授は、こうした細胞の患者への投与は血中酵素の飽和を改善し、炎症レベルを低下させると指摘した。
こうした間葉系幹細胞は、免疫反応に影響し、それ自体が急激な反応現象を緩和させる。
この間、HIVから防御する特別な遺伝子をもつドナーの骨髄の幹細胞移植が、このウイルスから完治するカギとなることが判明している。たとえば、この方法でロンドンのHIV感染者が完治した。
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