警官が黒人を膝で窒息死 街頭でSNSで止まらぬ憤怒

米ミネソタ州では、警備員のアフリカ系米国人ジョージ・フロイド氏(46)が警官に膝で首を絞められ、殺された事件に怒りを爆発させた市民がすでに2日にわたって抗議行動を展開している。SNS上では、米国社会の人種差別をなじる声があげられ、NBA(全米バスケットボール協会)のスター選手らも事件に痛烈な批判を浴びせている。
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フロイド氏が締め付けられる様子を映したビデオが公開される。ビデオからはフロイド氏が「お願いだ。息ができない」と訴える声が聞き取れる。

​警官らは、フロイド氏が店で偽の書類を使用したと主張しており、拘束された際に抵抗したと弁解している。フロイド氏は放してくれるよう懇願したものの、警察は聞き入れようとしなかった。

フロイド氏の死亡事件の捜査については、トランプ米大統領も迅速に行うよう指示を出している。

抗議行動の模様はSNSユーザーによってライブで拡散されている。抗議現場では高い火の手が上がっている。

​米NBAのスターらもこの事件についてSNS上で意見を表している。プロバスケットボール選手レブロン・ジェームズ氏も人種差別を表した写真を乗せ、キャプションに「これでわかったか? それともこれでもまだわからないか?」と書きこんだ。

ステフィン・カリー選手もインスタグラムで怒りをあらわにしている。

「彼はこの警官にとっては人間じゃなかったんだ。こいつはじわじわと引き伸ばしながら、目的をどおりに彼の命を奪った」

NBAをはじめとするスポーツ界の多くのスター選手がこの事件に憤慨した見解を表している。

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