米国がWHOとの関係断絶

トランプ大統領は29日の記者会見で世界保健機関(WHO)との関係断絶を表明した。これを受けてロシア外務省は新型コロナウイルスのパンデミックで団結が必要な時期に国際的連携を乱す行為として批判を強めている。
この記事をSputnikで読む

29日の記者会見でトランプ大統領はWHOが中国寄りの機関になっていると批判し、「彼ら(WHOを指す:スプートニク編集部)が必要な改革を行わなかったため、我々はWHOとの関係を断絶し、これらの資金を保健上の早急な支援を必要とする、世界中の人々に充てることとする」と発言した。

「中国は一国一制度」 米大統領が対中措置を公表

これを受けてロシア外務省のマリヤ・ザハロワ報道官は記者会見でトランプ大統領の発言についてコメントし、世界中でパンデミックとの戦いに向けて団結が必要な時期に「ワシントン(トランプ政権を指す:スプートニク編集部)は保健分野における連携の国際的・法的枠組みに大打撃を加えた」として批判を強めた。

さらに「世界中の人々に充てる」とトランプ大統領が発言したことについてザハロワ報道官は、「一体いまの米国に何ができるのか」と疑問を投げかけ、今般のパンデミックにより米国は保健制度の脆弱さを露呈しているいま、「ワシントンに保健分野のリーダーを名乗る資格はない」という言葉で締めくくった。

関連ニュース

米国がWHOとの関係断絶

スプートニクは新型コロナウイルスに関する信憑性の高い最新情報をお届けしています。特設ページをご覧ください。

コメント