マスク氏は「この宇宙船は人間により人間のために作られた。ここ数日間の出来事を人類は誇りにできると思う」と語った。
マスク氏によると、このミッションは「人類が多惑星種になるための第一歩」だという。一方でスペースX社には、宇宙飛行士を無事に地球に帰還させ、今後の再飛行に取り組むという容易ではない課題が立ちはだかる。
スペースX社は5月30日、史上初の民間会社による有人宇宙飛行を成功させた。クルードラゴンを載せた運搬ロケット「ファルコン9」はフロリダ州ケープ・カナベラル宇宙ロケット打上げ基地から発射された。宇宙船「クルードラゴン」はISS(国際宇宙ステーション)にNASA宇宙飛行士のボブ・ベンケン氏とダグラス・ハーリー氏を運ぶ。
米国にとって今回のクルードラゴン打上げは9年ぶりの有人宇宙飛行となった。2011年にスペースシャトルが退役、それ以来NASAの宇宙飛行士の輸送はロシア船「ソユーズ」で行われてきた。
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