新型コロナウイルス

新型コロナ モスクワの死者2500人超 全国的規制緩和は困難=連邦消費者庁長官

モスクワ市では5月31日、新型コロナウイルスの感染により新たに76人の死亡が確認された。死者の多くは基礎疾患があった模様。新型コロナウイルス対策本部の最新発表で明らかになった。ロシア連保消費者庁(ロスポトレブナドゾル)のアンナ・ポポワ長官によれば、首都モスクワでは感染拡大は収束へ向かっているものの、全国的に一律で規制緩和することはできないという。
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対策本部の発表によれば、モスクワ市で新たに死亡が確認された76人には基礎疾患があったという。これで新型コロナウイルスの感染によるモスクワの死者は合わせて2553人に達した。

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消費者庁のポポワ長官は5月31日、国営放送「ロシア24」の番組に出演し、「少なくとも規制体制がロシア全体で一斉に解除されることはない」と発言し、地域によって規制緩和の速度は異なることを明らかにした。

また、最新の研究によれば、新型コロナウイルスは血液の凝血性を破壊する特徴を持つことが分かったという。ポポワ長官はつい最近まで「本当の肺炎」と思われていたが、「分からないことが多くある」とし、ウイルスの全容解明には時間がかかるとの見方を示した。

ロシアで新型コロナウイルスの新たな感染者数は過去24時間で9628人に達し、国内の感染者数は計40万5843人となった。死者は138人増え、計4693人となった。

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