モスクワ州オジンツォボ市では戦没者の慰霊碑にイタズラをしたとして、男性2人(1987年生まれと1998年生まれ)が逮捕された。
SNSでは若者らが「永遠の炎」の上で何かをあぶる様子が投稿されていた。捜査委員会のアレクサンドル・バスティルキン委員長は捜査を進めるよう指示し、警察は容疑者の男2人を逮捕した。警察は逮捕した男らを遺体侮辱の容疑で起訴した。
同様の事件は5月29日にスヴェルドロフスク州ニジニ・タギルでも発生した。SNSには市内のスラーヴァ(名誉)広場に設置された「永遠の炎」を少年らがペットボトルの水で消火する映像が流れている。
警察は破壊行為として捜査を開始し、少年らを拘束した。警察の発表によれば、それぞれ13歳と14歳の未成年が犯行に及んだという。警察は保護者同席の上、少年らに対して取り調べを行う。
少年らは今後、保護観察処分の対象となるほか、保護者らは保護責任者遺棄の容疑で処罰される見通し。
これらの事件は英霊を侮辱する行為として、ロシア社会で波紋を呼んでいる。
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