問題の画像をTwitterに投稿したのは、発売前のスマホ端末情報のリークでお馴染みのIce Universe氏。スプートニクはAndroid端末の安全性の観点から、オリジナル画像の表示はせず、リンクのみを提供する。
Ice Universe氏は5月31日、「特にSamsung端末のユーザーは、この画像をインストールして壁紙に設定しないでください」との注意喚起とともに問題の画像を「勇者に向けて」投稿。同氏は、その画像を壁紙に設定すると端末がクラッシュする恐れがあると強調している。
その画像は、美しい夕日に照らされた孤島の風景写真。コメント欄では実際に壁紙に設定したSamsungユーザーが、本当に端末が「殺される」と、フリーズした自身の端末画像をつけて投稿。
この不具合はSamsungとGoogle Pixel端末で起きているが、他のスマホブランドでも発生する恐れがある。画像を壁紙として設定すると、ロック画面がオンオフを繰り返し、再起動を起こす。
壁紙画像を変更することでこの状態を「治す」ことができるが、最悪の場合、ブートローダーを起動して工場出荷時の状態に戻す必要がある。
コメント欄では、その画像にはシステムで処理できない、不正確なカラープロファイルが埋め込められている恐れがあると指摘されている。そこでIceUniverse氏が実験的にその画像を中国のSNS「Weibo」に投稿したところ、Weiboのアルゴリズムは画像の色を自動的に少し変えて表示し、リスクを「中和」させていることが判明した。他のSNSでは、その画像はオリジナルの状態のままで表示される。
1日、Samsungはすでにこのトラブルを修正し、バグはセキュリティパッチで削除されることが明らかになった。IceUniverse氏によると、Googleではまだ修正されていないという。