リデル氏は暴動参加者に歩み寄り、平和的行動を行うよう説得を試みた。リデル氏によると、現在人々は助け合っているのではなく、都市を破壊し、他人に迷惑をかけているという。
リデル氏は「人々が自分の町を守ろうとしているのは見ていて気持ちがいい。しかし、暴力は暴力を生む。暴力は誰のためにもならない。私たちは皆、この事件が悪いことで、見るのも辛いということを分かっている」と語った。
リデル氏はUFC(総合格闘技団体)での活躍で知られ、ライトヘビー級王者となり4度のタイトル防衛を果たした。引退後はUFC殿堂入りも果たしている。
抗議行動は暴動や略奪、警察への攻撃に発展し、米国の数十都市に広がっている。ニューヨーク市では昨日発動された夜間外出禁止令がさらに延長となった。ミネアポリス市で黒人男性が死亡したことがこれらの引き金となった。
関連ニュース