ラスベガス警官が頭部に銃傷 米抗議デモ

警官の残虐行為に反対する全米各地のデモの中、昨日夜、ネバダ州ラスベガスに警官が頭部に銃傷を負ったことが分かった。地元テレビ「KLAC」が伝えている。
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同報道によると、何者かがホテル兼カジノ「サーカス・サーカス」から至近距離で警官に発砲。警官の現在の状況については報道では明らかにされなかった。

警官絡みの発砲事件はラスベガス連邦裁判所の建物でも発生。現時点の情報によると、ラスベガス警察職員が発砲者に対して撃ち返したという。CBSニュースが報じた。

最新情報によると、アフリカ系米国人ジョージ・フロイドさんの死亡に端を発した米国内の大規模集会や暴動により、ここ数日で4400人以上が拘束されている。

全米で抗議デモ ミネアポリスの黒人男性死亡事件

米ミネソタ州ミネアポリスで5月25日、アフリカ系米国人のジョージ・フロイドさんが偽造紙幣を使用した疑いで拘束された。手錠をかけられたフロイドさんが、白人警察官らによって道路に押さえつけられる様子をとらえた動画がインターネットに投稿されて以来、ミネソタ州をはじめとする米国のいくつかの州で先週、大規模な抗議活動と暴動が始まった。

現場に駆けつけた警察官の1人はフロイドさんの首を膝で押さえつけ、息ができないというフロイドさんの懇願を無視。フロイドさんは運ばれた市内の病院でまもなく死亡した

翌26日には現場の警官4人全員が免職され、うち1人は過失致死罪で身柄を拘束された。

米連邦政府と地方当局は、早急のデモ隊鎮圧と警察支援のため州兵を派遣。米全土40以上の都市で外出禁止令が発令された。報道によると、抗議活動中に4100人が拘束された。

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