巨大ワライカラセミの生みの親は、彫刻家のファーバーディン・ダリリさん。出身地のタウンズビルで毎年8月に行われるフェスティバルで披露するため、長い自宅隔離期間を制作に費やした。
そしてついに高さ8.5メートル、総重量750キロの超大作が完成。ただ大きいだけでなく、くちばしを動かしてさえずることも可能だ。
音量に注意しながらさっそくその「さえずり」を聞いてみよう。
ワライカワセミはオーストラリアの固有種で、その名の通り人の笑い声のような独特の鳴き声で親しまれているという。
オーストラリアでは先月8日から、約2か月半続いたロックダウン(都市封鎖)措置の段階的な緩和に踏み切っている。新型コロナウイルスで活気を失った街に、巨大ワライカラセミが元気と笑いを届けるのに一役買ってくれるだろう。