事故が起こったのはクラスノヤルスク地方のノリリスク近郊にある、ロシアの金属大手ノリリスク・ニッケルの子会社が運営する火力発電所。5月29日、発電所内の燃料タンクの一つが破損し、2万トンを越える燃料が付近の河川へ流出した。
現在、燃料が流れ出たアンバルナヤ川とダルディカン川では、ロシア海洋救助隊が作業にあたっているほか、ガスプロムネフチ社の災害救助隊が派遣された。
この事故による死傷者はいなかったものの、広範囲にわたって汚染された河川の除染作業は難航している。さらに、推定被害額は数百億ルーブルに達すると指摘されている。