マークが登場するのはまず外国の資金援助を受けているマスコミのページ。その翌週には、そのマスコミにフォロワー登録をしているユーザーがニュース一覧を開くと、そのページに同じマークが出現する。
こうしたマークを、Facebookはマスコミ及びその記事の他に、記事をSNSに掲載している広告会社にもつけることを決めた。Facebookはしばらく時期をおいて今夏、「念には念を入れて」外国からの資金援助を受けている広告を全てブロックする。これは11月の米大統領選挙前に様々な形での外国からの影響を遮断するセイフティーレベルをさらに確保するのが目的だ。
Facebookサイバーセキュリティ・ポリシー部のナタン・グレイハー部長の説明ではFacebookは米国のマスコミにはこの特殊マークをつけない。「国営メディアにさえ広告に左右されない独自性があるから」というのがその理由だ。
「ロシア・セヴォードニャ」の反応
外国の国営マスコミの中で最初にこのマークが付けられたのはリアノーボスチ通信とスプートニク、それにRTテレビ。すべて国際通信社「ロシア・セヴォードニャ」の傘下に入る。
「ロシア・セヴォードニャ」は、スプートニクが活動する多くの国ではFacebookは政治的な先入観と検閲を行うことで広く知られており、表現の自由を擁護する各国の立方と矛盾することが多いとコメントしている。
「ロシア・セヴォードニャ」の広報部はこれについて次のような声明を表した。
「我々は、罰金制裁を含め、ソーシャルネット上の作業の調整に各国政府は有効な措置を開始すべき時が来たと考えている。表現の自由の制限は、米国が自国のソーシャルネットの情報モニタリングを通じて我々に事実上強制しているものだが、そろそろこれに終止符を打つ時だ。」
ツィッターはジョージ・フロイトさんの死についてのトランプ大統領のツィート動画を削除した。その前にもこの事件後に起きたミネアポリスの騒動についてトランプ大統領の別のツィートが、暴力の正当化の禁止に違反しているとして、閲覧不可能にされていた。