カナダ首相も抗議活動に参加 片膝で黙とう捧げる

カナダの首都オタワでは6月5日、人種差別と警察による横暴に抗議するためのデモが発生し、数千人が参加した。ジャスティン・トルドー首相もこの抗議活動に参加し、警官らに拘束された際に死亡したアフリカ系米国人ジョージ・フロイドさんの死を悼み、片膝をついて黙とうをささげた。カナダのグローブ・アンド・メール紙が報じた。
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抗議活動は首都オタワの中心部にある国会議事堂前で行われた。この抗議活動にはマスク姿のトルドー首相も参加し、片膝をついて黙とうをささげた。

​その後、数千人の参加者らは市内を行進した。抗議活動はトラブルもなく実施された模様。

同様の抗議活動はトロント市でも実施され、1000人以上が参加したと報じられている。抗議活動の参加者らは、「手は挙げたから撃つな!」、「差別もまたパンデミック」といったプラカードを掲げて行進した。

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今、米国をはじめとする全世界で黒人に対する警察官の人種差別を訴える大きな抗議行動が持ち上がっている。その出発点となったのはアフリカ系米国人のジョージ・フロイドさんの死だ。フロイドさんはミネアポリスで白人警察官に拘束され、膝で首を絞めつけられて死亡した。フロイドさんは何ども息ができないと訴えていたにもかかわらず、聞き入れられなかった。

フロイドさんを拘束した現場にいた警察官らは全員が解雇。1人は殺人罪で、残る3人も殺人幇助の罪で訴追がきまった。

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